赤澤 春彦 編
A5判・上製カバー装・577頁 ISBN 978-4-626-01875-5 C3321
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『陰陽道叢書』(村山修一ほか編、全四巻)から四半世紀
質と量ともに厚みを増した陰陽道研究の到達点を示し、陰陽道の通史を展望する。
総論 中世陰陽道研究の成果と課題(赤澤春彦)
Ⅰ 中世の国家・権力と陰陽道―
一二世紀日本の儀礼における陰陽師(米井輝圭)
中世国家論と陰陽道研究(下村周太郎)
―鎌倉幕府の天変地異祈禱をめぐって―
鎌倉後期〜南北朝期の官人陰陽師(山口啄実)
―変革期の安倍氏と賀茂氏―
大内氏と陰陽道(森 茂暁)
―大内政弘と賀茂在宗との関係を中心に―
天正一〇年閏月問題から見た中世末期の暦道(遠藤珠紀)
Ⅱ 中世の暦・天文・占術・呪術―
六壬式占と軒廊御卜(西岡芳文)
戦国武将と易占い(菅原正子)
中世における具注暦の展開(湯浅吉美)
中世後期における地方暦と在地社会(福島金治)
天空に対する認識(永井 晋)
―中世前期の天文占と国家―
陰陽道祭文の位置(梅田千尋)
―『祭文部類』を中心に―
百怪祭(太田まり子)
―陰陽道祭祀からみた中世における怪異意識の変容―
Ⅲ 中世の寺社・地域社会と陰陽道―
中世の密教と陰陽道 (西岡芳文)
―盤法をめぐって―
院政期・鎌倉期の宿曜道と宿曜師(赤澤春彦)
大乗院尋尊と幸徳井家(木村純子)
―『大乗院寺社雑事記』と『大乗院寺社雑事記紙背文書』―
宇佐の陰陽師(赤澤春彦)
中世大和の声聞師 (山村雅史)
算置考(ハイエク・マティアス)
―中世から近世初期までの占い師の実態を探って―