内藤新宿と江戸〜首都江戸と街道の結節点としての視点から〜
型番 911
定価 9,350円(税850円)
販売価格 9,350円(税850円)
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内藤新宿と江戸〜首都江戸と街道の結節点としての視点から〜
大石学・監修/東京学芸大学近世史研究会・編
定価(本体8500円+税)
530頁 上製本・カバー装
ISBN978-4-626-01721-5 C3321

内藤新宿は、品川宿・板橋宿・千住宿とともに「江戸四宿」と呼ばれ、五街道の一つ甲州街道と脇往還である青梅街道の分岐点に位置し、首都江戸と周辺地域(首都圏)との接点に位置した。本書では、「内藤新宿の内部構造」「内藤新宿と首都江戸との関係」「内藤新宿と他地域との関係」の三つの視角・方法から、江戸周辺に位置する内藤新宿が首都江戸と周辺地域、さらには、その外延地域を結ぶ結節点として機能していた実態を解明し、それらから江戸は、内藤新宿などの四宿を媒介に、その首都機能を維持・発揮したことを、内藤新宿の名主を務めた高松家に伝わる高松家文書(東京都公文書館所蔵)を主な史料として確認する。

〔内容〕

序章 本書の課題・対象と構成(大石学)

第1章 高松家の宿運営と宿共同体(吉峯真太郎)
第2章 内藤新宿廃宿と「立ち返り」(佐藤麻里)
補論 廃宿中の内藤新宿について−高松家文書172・御用牒分析を中心に−(佐藤麻里)
第3章 内藤新宿における高札の管理(東上床隆司)
第4章 岡場所としての内藤新宿と飯盛女(瀬戸由美子)
第5章 宿財政と江戸商人の動向/活動記録/〔資料編〕高松家文書172・御用牒細目一覧(大橋毅顕)
第6章 甲州道中における内藤新宿の役割−宿々取締役の機能を中心に−(安藤紗織)
第7章 内藤新宿名主の服制(下野寛介)
第8章 藩士が江戸に向かう理由−江戸藩邸と宿場の関係を考える手がかりとして−(佐藤宏之)
第9章 玉川上水における通船事業(角井和敏)
第10章 幕末・明治初期における高松家と内藤新宿(白水洋介)
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