近世の裁判記録(史料叢書第9巻)
型番 649
定価 9,350円(税850円)
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近世の裁判記録(史料叢書第9巻)

人間文化研究機構 国文学研究資料館・編
定価(本体8500円+税)
上製本・ケース入り・A5版

阿波国徳島藩庁と出雲国松江藩庁に残された近世の民事裁判記録である。本書には、蜂須賀家文書(「裁許所公事落着帳」「裁許御目付控帳」)・松江藩郡奉行文書(「二股大敷網場につき杵築四か浦と日御碕浦と争論一件」)の史料を翻刻して収録する。現状においては、大名領諸藩における民事裁判の裁判組織や裁判手続きなどについての研究は比較少なく、実態がよく解明されているとは言い難い。研究事例としては、岡山藩、仙台藩、尾張藩、熊本藩、紀州藩田辺領、広島藩、久留米藩等があり、本書もこれらの研究分野に寄与することを意図する。

解 題

【1】阿波国徳島藩裁判記録

1・裁許所公事落着帳

(1)貞享元年六月十四日 裁許御横目相勤内覚書帳、他
(2)元禄二年十二月十九日より同三年十二月二十七日迄 裁許所公事落着帳、他
(3)宝永元年一月二十一日より十二月二十一日迄 於裁許所諸公事落着帳、他
(4)享保三年 裁許所公事落着帳、他
(5)元文二年一月二十一日より十二月十一日迄 裁許所落着帳、他
(6)寛保元年三月十一日より十二月二十二日迄 裁許所落着帳
(7)延享二年二月五日より閏十二月十一日迄 裁許所公事落着帳
(8)寛延元年十二月一日より同二年十二月十一日迄 裁許所公事落着、他
(9)宝暦二年一月二十一日より十二月十一日迄 裁許所公事落着、他
(10)明和元年一月二十五日より九月二十五日迄 於裁許所出入落着帳、他
(11)天明七年二月十八日より同八年二月十七日迄 裁許所出入落着帳
(12)寛政十一年十二月十三日より同十二年十二月十二日迄 裁許所出入落着帳、他

2・裁許御目付控帳

(1)享保十五年一月二十一日より十二月十二日迄 裁許御目付御帳
(2)明和八年九月二十三日より同九年八月八日迄 裁許御目付帳
(3)天明三年十一月八日より同四年十一月十二日迄 裁許御目付御帳、他
(4)寛政元年十二月八日より同二年十二月七日迄 裁許御目付御帳、他
(5)享和元年十二月十八日より同二年十二月十七日迄 裁許御目付御帳
(6)文化四年九月十三日より同五年九月十三日迄 裁許御目付御帳
(7)安政三年十月三日より同五年十月十九日迄 裁許御目付御帳

【2】出雲国松江藩裁判記録

二股大敷網場につき杵築四か浦と日御碕浦と争論一件

(1)杵築二股網場の儀につき日御碕と争論等の一件書類目録
(2)網場見分の方法につき郡奉行所書付下書
(3)網場見分につき郡奉所書付
(4)網場争論内済につき杵築日御碕両社役人より書類下渡願書
(5)争論存寄につき郡奉行より御用人宛書状
(6)網場見分につき郡奉行より郡役人宛書付
(7)網場見分につき郡奉行より神門郡往来方郡役人宛書状
(8)大敷網小屋場賃不要の旨寺社奉行よりの証拠物
(9)大敷網小屋場賃不要の旨寺社奉行より証拠物
(10)日御碕より杵築二股網の差障り申し出につき杵築社役人届書写
(11)日御碕社役人演説書
(12)日御碕より杵築二股網の差障り申し出につき郡奉行手当書写
(13)出雲風土記字句訂正写
(14)杵築景境志抜書、他
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