廻国雑記 旅と歌
栗原仲道 編
定価(本体1,800円+税)
四六版/上製本カバー装・221頁/06年1月刊
ISBN4-626-01701-0 C0092
本書は旅人。道興准后(聖護院第二十三代門跡)によって著られた、『廻国雑記』(群書類従巻三百三十七紀行部)の北陸から東国巡歴の旅と歌に、わかりやすい解説を付したものである。
古代・中世の都人にとって東国への旅は、一つの夢であったのだろうか・また、いかなる想いをもつのであろうか。道興の旅の行程を辿りながら。古の人々の心情にふれる。
★もくじ
まえがき/1京から若狭路へ/2越前から加賀へ/3能登から越中・越後路
東国巡歴の旅
4上野から房総へ/5下野から常陸・武蔵・相模へ/6相模・伊豆・駿河・再び相模へ/7武蔵野巡歴/8甲斐路の旅/9陸奥の旅/10結び
(附記)廻国雑記と松尾芭蕉
文献史料