木村礎著作集・第11巻
編集・高島緑雄／解説・島田次郎・神立春樹
定価(本体10,000円+税)

1少女たちの戦争
『少女たちの戦争」「少女たちの戦争」余聞

2青春
北村透谷(新稿)／打ちひしがれた時期／歴史と私／人生論そして人間論／沖縄の旅／青春と時代／わが青春のドストエフスキー／バルザック英訳本を買ったころ／制度を越えて／汽車ポンポンの歌／青春と模索と出会い／あの日私は−１９４５・８・１５のこと／若い日の私−戦争で心老いた青年期

3研究の周辺
豚と学校／地方巧者の子孫／三つの自然描写／断絶と連続／法とのかかわり／江戸時代のイメージ／なぜ歴史を？戦後史学史について／江華島の一日／学問・研究の曲り角／平将門・親鸞・長塚節／共同研究４０年

4明治大学
尾佐竹猛／中間報告を終えて／大学改革問題についての若干の注釈／渡辺世祐／雑感／紹介平出彬「平出修伝」／諏訪講座での出会い／１９９１年度卒業式学長告辞／植村直己

5木村礎年譜
「木村礎年譜」／自伝を書く
敗戦直後に書かれた処女論文から最近の講演録・エッセイまで、木村史学の主だった論考を集大成。各巻に第一線の研究者による解説を付すとともに、各論考の成立過程・時代背景等について、著者自らが主観的・客観的解説を試みる。